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ノルマンディ紹介


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金髪と青い目はノルマン人の証

ノルマンディーは名前のごとく、遠く北欧からやってきたバイキングの末裔。その後イギリスに攻め込みノルマンコクェストを成功させたかと思えば、逆に百年戦争ではイギリスの領土に落ちたり。はては第二次大戦ではナチスドイツの占領から、連合軍の上陸まで波瀾万丈の歴史を持つ。

西部はブルターニュとは地形的にも、気候的にも似た所が有り、やはり牧畜が多かったり、ぶどうが取れないためりんごで作ったシードルやカルバドスが名物だったりするが、それでも雰囲気は又違ったものとなる。人々の瞳は青く、頭は金髪が目立ってくる。

バイユーという高い尖塔の大聖堂を持つ美しい町には、ウィリアム征服王時代の大きなタペストリーが残っている。たくさんの戦士や馬の描かれたこの壮大な織物には、よく見ると一人一人、一匹一匹の個性が描き別けられている。それはまぎれもなく勇敢な北欧の勇者の姿だ。

東部にはセーヌ川を中心に豊かな農村が広がり、北部セーヌ河口は工業地帯としても発展してきた。


Bayeux第二次大戦で最初に解放されたことで有名な町。一方ではノルマンディー公ウィリアムの出た町で、その時のタペストリーは今も残っている。ノートルダム大聖堂は大きな尖塔を持つ。
Caen南ノルマンディーの中心地。第二次大戦で破壊されたが、その石組みは見事によみがえっている。ウィリアム征服王ゆかりの2つの修道院と城は戦火から奇跡的にまぬがれ今もその威容を誇っている。
Cherbourgノルマンディー半島の先端のこの港町は映画にもなったくらい雨の多い所として知られている。重要な商業港であり軍港としても有名。
Giverny印象派の画家モネの町として有名。彼の描いた水蓮と日本式の橋のかかる庭は今も人々を引き付ける。美術館とモネの家も訪れることができる。
Mont-st-Michel広大な干潟の中の修道院は、汐が満ちれば陸から孤立した島となる。11〜12世紀頃のロマネスク様式のベネディクト派修道院は堅固な小高い岩の上に立ち周囲を見下ろしている。
Rouenローマ時代より栄えた古い町建物や博物館からうかがうことができる。ゴシック様式の荘重なノートルダム寺院はモネが2年間描き続けた作品群でお目にかかった人も多いはず。この寺院を中心とした700軒以上にも及ぶ古い町並みは昔からの繁栄ぶりを今に伝えている。
参考データ

遊び:

セーヌ川周辺の景色は美しく、田園地帯と丘や森の織り成すハーモニーを楽しむ事が出来る。

一方、大西洋岸に出ると海辺のリゾートや釣りヨットなどの海洋スポーツを楽しむ事が出来る。

食:

酪農製品や農産品は豊富で新鮮。カマンベールを初めとして、さまざまなチーズや果物を楽しめる。

ここでもりんごから作られたシードルやそれを蒸留したカルバドスは特産品の一つでぶどうの取れないこの地方のお酒として有名。カルバドスはコーヒーに入れたり、りんごの入ったアイスクリームにかけていただくそうです(注)。

もちろん大西洋岸は魚介類の宝庫で、魚料理も見逃せない。

(注)ノルマンディにくわしい山田さんに教えて頂きました。
(ホームページは「ノルマンディーの窓」http://www.asahi-net.or.jp/~HL1M-YMD/)です。


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