ユーロにはたくさんの種類のコインが有ります。旅行者にとってはなじみの無いコインを支払いの時にとっさに選んで取り出すのはけっこう骨が折れます。
フランスの付加価値税は日本と同じように内税にしているところ(レストランや通行料、煙草などなど)や外税にしているところ(スーパー、小売店)など様々で、カードを使い出来るだけ小銭を持たないようにしないと財布がふくれあがります。
だからといってコインが全く無いとえらく苦労します。
一番苦労するのがトイレ!どこに行っても30〜50サンチーム取られることは覚悟しましょう。街の自動公衆便所(通称エスカルゴ)は30サンチームないと入れません。もっとも、要領の良い人は誰か一人がコインを入れると、あとは前の人が出てもドアを押さえたままにして次々に交代し何人いても1人分で済ませていますが。
料金徴収係のいるタイプは、札で支払うと全部硬貨でお釣を貰うはめになります。これもしかたがないが困ったもんです。
リッチな方は関係ないでしょうが、長期の旅行には洗濯は付き物ですが、コインランドリーに行けばこれまた洗濯に1ユーロ硬貨、乾燥に50、20、10サンチーム硬貨が必要です。特に洗濯は1度で済みますが、乾燥は長時間掛かるので硬貨が何枚も必要です。
無人のコインランドリーの場合両替機の無い場合が多いので気を付けましょう。
駐車料金の発券機はお釣が出ません。この場合10サンチーム硬貨も少しは持ってた方が良いですね。
チップは思いのほか渡す機会がありませんが、それでも無理を言った時や、面倒をかけた時にはその場合に応じて1、2ユーロ渡します。札を渡してお釣というのもスマートでないのでこれも用意しておいた方がよいでしょう。
結論です。たくさんの1ユーロ、50サンチーム硬貨、数枚の2ユーロ、20、10サンチーム硬貨、あとはさっさと使いましょう。