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フランス旅行便利帳




知っていれば役に立つ、フランス旅行用の小ネタ集。
1.道路地図帳あれこれ
2.タウンマップあれこれ
3.ツーリストインフォメーションの使い方
4.電話を使うなら
5.コインを持つなら
6.滞在費のまかない方
7.フランスで日本語カーナビ?!
8.ねずみ捕り防止法?
9.うわさのフランス式縦列駐車
10.ピピッ!信号に注意
11.フランス カーナビ事情
12.一度は泊ろうシャトーホテル
13.フランス旅行者のための洗濯講座
   これであなたも王侯貴族?!
14.入っちゃだめ!フランス式ETCに注意
15.フランスでもやっぱ携帯でしょ!

Destination 1.道路地図帳あれこれ

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車で移動するのは快適だけれどスピードが速くて、一度迷うと大変な事になります。偶然も楽しいものだけれど、いつでも自分の位置を確認し、元に戻れるすべが必要です。そこでぜひとも手に入れたいのが道路地図帳。

michelin map日本でたやすく手に入るのは1枚の大きな地図を折りたたんで、簡単な旅行ガイドが付いたものですが、これを買うのはお金のムダです。2、3千円する上に、カタカナ表示のため、現地で現在位置を確かめようにも向こうの人には読めず、こちらが読んでもまず通じません。おまけに分岐など重要なところは簡単すぎて無用の長物、ただのお荷物に終わります。

michelin map現地フランスではなんといってもミシュランのものが有名です。これにもやはり2種類有って、折りたたみのものと、ちゃんと本になったくわしい道路地図です。

折りたたみのものは軽くて安いので(5ユーロくらい)自転車などで移動する場合はこれで充分かもしれません。車でも全体の位置関係を見るには便利でルート作りにはかえってこの方が使いやすいでしょう。

AA map実際に走るに際してはどうしても本格的な、ミシュランやAAのバインダーに綴じた情報量の多いものが不可欠でしょう。写真のようなもので、道路は勿論、ガソリンスタンド、サービスエリア、料金所から名所旧跡まで載っています。

AA mapミシュランのものは少しAAより大判になっており、好みでどちらでもお好きな方を。情報量は同じようなものです。値段は送料込みで3千円程度です。

レンタカー会社でも簡単な道路地図は貸してくれますが結局すぐに本格的な物を買う事になりますし、あとで良い記念にもなるので日本で手に入れる事をおすすめします。向こうでガソリンスタンドやサービスエリアで手に入れるのもよいですが、初めての人には走り出しから戸惑ってしまい、事故でも起こすとやっかいです。

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2.タウンマップあれこれ

town map街を歩くにはやはりタウンマップが必要です。ガイドブックを片手に歩くのも目的がはっきりしてればいいですが全体が見通せないところが難です。それに日本語のガイドブックを見ながらキョロキョロするのはスリなどの良い標的になるでしょう。

意外と使えるのが、写真のような、ホテルに置いてあるタウンマップです。買い物が目的の人はガイドブックから店の位置などを転記しておき、現地で買った雑誌や新聞に挟んでおけばすっかりフランス人に紛れ込む事が出来ます。

ツーリストインフォメーションでも地図入りのパンフレットがありますが、大きな町ではホテルに在るパンフレットの方が使いやすいようです。交通機関の路線図など役に立つ情報がたくさん載っているのがマルです。

もちろん小さなホテルでは良いものがないので、有名なホテルに行き、さも宿泊客のような顔をしてタウンマップをもらいましょう。

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3.ツーリストインフォメーションの使い方

pamphlet旅行者にとって必要な情報を手に入れるのに一番良い場所はツーリストインフォメーションです。ここに行けば、宿、レストラン、交通機関から道案内までおよそ手に入らない情報は有りません。たいてい便利の良い場所に、「 i」のマークの標識とともに設置されています。

問題は言葉です。たいていのインフォメーションは英語で用が足せます。さすがに日本語は無理でも、片言の英語で何とかなるでしょう。田舎の星なしのインフォメーションでもパンフレットの類を、それも最新のものを用意してありますので、それを見れば場所や値段、電話番号までわかりますし、予約をしてくれるところも有ります。

星なしのインフォメーションと言いましたが、何でも正確な格付けをするのが好きなフランスのこと、インフォメーションもちゃんと4つ星から星なしまで格付けされており、大きな町の数か国語をあやつるオンライン化されたりっぱなものから、おばさん一人が親身になってたどたどしい英語で案内してくれる家族的なものまでたくさんのものが整備されています。

営業時間は一般に午前9時から午後6時までです。気をつけなければいけないのは昼の12時半から2時まで完全に営業をしないところが多く、さらにオフシーズンは営業しない所もあるということです。星なしのインフォメーションはハイシーズンのみの営業のところがほとんどで、”saison”の表示がされています。

一つ星以上は通年営業が多く、サービス内容も周辺地域の案内や、予約までしてもらえます。

インフォメーションで得られる情報は新鮮で、信頼性も高く、設備や費用もすぐ確認することが出来ます。場所によっては各宿泊施設やレストランなどの設備をアルバムにして見せてくれるところさえ有ります。いわゆる客引きめいたことや、リベート目当てに特定のところを勧めることがないために、個人で自由に旅行しているものも安心して宿や食事の手配をすることが出来ます。

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4.電話を使うなら

telecarte自由に旅をするためには連絡手段も確保する必要が有ります。特に日本に電話を掛けるにあたっては気をつけてください。コレクトコールやKDDの日本語サービスもけっこうですが、手間の割にはびっくりするような値段を請求されます。

フランスには日本のテレカにあたるテレカルトに対応した公衆電話がたくさんあり、フランス国内であろうが日本であろうがボタンをプッシュするだけで簡単につながります。国際電話の料金は日本国内よりずっと安く少ない度数(プティ)のテレカルトでもかなりの時間話できます。ホテルやオペレーター等を介しての電話はすべて高く付く上に面倒だということを知っておいてください。

日本に電話する場合は0081をプッシュし、市外番号の一番最初の0を取った番号、例えば東京なら00813とプッシュ。あとは市内電話と同じように、局番と電話番号を続けて押せばOK。言葉の心配は全く有りません。もちろんフランス国内は番号をプッシュするだけで何の面倒もなくつながります。

写真では解りにくいかも知れませんが、日本のテレカとの一番大きな違いは記憶部分です。右側の金色に光る部分がICチップになっており、日本の磁気方式と違い厚みが有ります。磁気方式は読込が早いため、日本ではカードを入れるなりボタンをプッシュしますが、ICチップだと通話音がするまで少し時間が掛かります。そこで通話音を確かめる前にボタンをプッシュすると話し中になってしまいます。

カードを入れ、落ち着いて通話音を確かめ、ゆっくり確実にボタンを押すとあっけなくつながります。もし流暢なフランス語でボンジュールとフランステレコムの声が聞こえると、たぶん番号間違いで、現在この番号は使われておりませんのアナウンスです。もう一度番号を確かめてからかけてみましょう。ほら、こんどはつながるでしょう。

テレカルトは街角のタバコやさんやサービスエリア、駅の売店などで売っています。コインを用意するより簡単で、しかも使った後は良い記念になります。

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5.コインを持つなら

ユーロにはたくさんの種類のコインが有ります。旅行者にとってはなじみの無いコインを支払いの時にとっさに選んで取り出すのはけっこう骨が折れます。

フランスの付加価値税は日本と同じように内税にしているところ(レストランや通行料、煙草などなど)や外税にしているところ(スーパー、小売店)など様々で、カードを使い出来るだけ小銭を持たないようにしないと財布がふくれあがります。

だからといってコインが全く無いとえらく苦労します。

一番苦労するのがトイレ!どこに行っても30〜50サンチーム取られることは覚悟しましょう。街の自動公衆便所(通称エスカルゴ)は30サンチームないと入れません。もっとも、要領の良い人は誰か一人がコインを入れると、あとは前の人が出てもドアを押さえたままにして次々に交代し何人いても1人分で済ませていますが。

料金徴収係のいるタイプは、札で支払うと全部硬貨でお釣を貰うはめになります。これもしかたがないが困ったもんです。

リッチな方は関係ないでしょうが、長期の旅行には洗濯は付き物ですが、コインランドリーに行けばこれまた洗濯に1ユーロ硬貨、乾燥に50、20、10サンチーム硬貨が必要です。特に洗濯は1度で済みますが、乾燥は長時間掛かるので硬貨が何枚も必要です。

無人のコインランドリーの場合両替機の無い場合が多いので気を付けましょう。

駐車料金の発券機はお釣が出ません。この場合10サンチーム硬貨も少しは持ってた方が良いですね。

チップは思いのほか渡す機会がありませんが、それでも無理を言った時や、面倒をかけた時にはその場合に応じて1、2ユーロ渡します。札を渡してお釣というのもスマートでないのでこれも用意しておいた方がよいでしょう。

結論です。たくさんの1ユーロ、50サンチーム硬貨、数枚の2ユーロ、20、10サンチーム硬貨、あとはさっさと使いましょう。

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