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Destination 9.うわさのフランス式縦列駐車

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ノルマンディからパリ

都市部ではPに入れるのが無難ですが、Pが無い田舎では路上がタダ(PAYANTと書いていない)の駐車場になっている場合がほとんどです。PAYANTでも19:00から翌朝の9:00まではタダです。

この場合19:00を過ぎてからチケットを買うとちゃんと翌朝9:00からのチケットが買えますから、ホテルからの出発が多少遅くなっても安心です。

宿泊でなくても、「i」に入る場合等、路上駐車=縦列駐車が必要になる場合も多々あると思います。

日本で縦列駐車が難しいのは、「前後の車に接触してはいけない」からで、「当たるまで下がってから当たるまで前に行って...」だと難しくありません。写真のように、当てると言ってもぶつけるのではなく、そっと進んで止まるか止まらない程度のスピードで接触させます。必要な場合はそこから改めてクラッチを繋いで一押しする感じです。多少の事ではレンタカーを返す時に文句が出るような傷は付きません。

コツは「最初から深めに入れる」事で、最初の進入で縁石に後のタイヤが当たる様に入れるのがポイントです。狭い場合は縁石に当たった時点でフロントが半分ほどしか入っていませんが、2回ほど切換してて車が縁石と平行になった時には見事に入っています。最初の進入が甘くて縁石にタイヤが当たっていないと車が平行になった時に縁石と車が大きく開いてしまいます。こうなると狭いだけに幅寄せするのは至難の技で、出て入れ直した方が早い位です。(交通量が多いと出るのも大変) 当てれば良いのでハッチバックでなくても縦列駐車は簡単ですが、小さい車が楽な事は言うまでもありません。最近はパワステの無いレンタカーはほとんど無いと思います。

狭い道で後ろから車が来ていても、入りたい所でウインカーを出して軽く一時停止すれば、後ろの車もすぐ了解して待ってくれます。もし前の車がそういう挙動を示したら待ってあげて下さい。待たないと文句を言われると思います。まあ、待っててくれるとこれが結構焦るのですが。(フランス在住の児島さんからの情報)


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10.ピピッ!信号に注意

日本でも教習所で「黄色は止まれ」と習う筈ですが、実際には「黄色は急げ」ないし「黄色はもうすぐ赤になる青」と解釈されています。

フランスでは黄色は止まれです。

日本人駐在員が最も頻繁に取り締まられるのはこの点で、日本の感覚では違反でなくても「信号無視」になってしまいます。信号が変わって交差点から出られなくなったのを警察官に見つかっても「信号無視」になってしまいます。

日本で運転していて、黄色で交差点を通過して、「危なかったかな」と思っても1台(2台、3台)と後から車が続いて来る事は普通ですが、フランスでは日本で行くタイミングでも止まりますのでご注意を。むしろ黄色になって「急がないと」とアクセルを踏めば追突しかねません。(フランス在住の児島さんからの情報)


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11.フランス カーナビ事情

日本では当たり前のカーナビもフランスはじめヨーロッパでは普及も今一つ、ナビ付きのレンタカーを探すのは一苦労です。実際、街でカーナビの付いた車を見ることはまれなのが実状です。

フランスの道路の特徴は街中と郊外の極端な差にあります。込み入って放射状に広がる細い道が入り組む街中。一方、一歩郊外に出るとなあんにも無いだだっ広い一本道。しょっちゅう出くわすロン・ポワンが2つも続き、さあどの道に抜けようかと思えば突然ガイドが消えます。これは全面的にカーナビ頼みとはゆきそうもありませんね。普及がもう一つ進まないのもうなずけます。

画面を見てみると(写真はルノー純正品)その機能的、どちらかと言えばちょっと古臭い表示は物足りないかもしれません。しかし、エリアの広さと必要十分な絞り込まれた機能は、旅行者がいきなり使いこなすにはちょうど良い仕様であると言えそうです。

mapモードにしておけばおよその自車の位置と進行方向が確認出来ますので大きく迷うことはありません。ゆっくり走ればガイドが消えることも少なくなりますので空港内道路などでは重宝するでしょう。能力を過信することなく、限界を知って賢く使えば、見知らぬ土地で貴重な相談相手となってくれるでしょう。

注意していただきたいのは、当然ながら日本語でのガイドが出来ないことです。英語又はフランス語ですのでセットしてガイドを聞くのもすべてなれない外国語ということになります。とはいえ、せいぜい"next roundabout take the second exit"と言った程度の簡単な言葉づかいですのですぐ慣れると思います。一度試してみるのも面白いでしょう。

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12.一度は泊ろうシャトーホテル

修道院フランスに限らずヨーロッパに行けば一度は泊ってみたいのがシャトーホテル。天蓋付きのベッドに豪華な調度、窓の外に広がる広々とした池を望む庭には花が植えられ遥か向こうに広がるのは広大な森。空を焦がすような夕焼けの空に響くのは教会の鐘。

さて王侯貴族宜しくゆったりとした時を過ごしたいのは山々だけれど、そこは一般人の悲しさつい気になるのは、費用とマナー。無け無しの小遣いをはたき馬鹿高い料金を払った挙げ句、気詰まりで食事も喉を通らない一夜を過ごしたりするのはまっぴらですね。

いえいえ、そんな心配はご無用、共和国フランスでは、たとえ一般庶民だとしても、ちゃんと良心的なお値段で王侯貴族の生活が体験出来ます。必要なものは少しの勇気と、一般常識。せっかくですからカジュアルな服装は止めにしてちょっとおめかし、ディナー用のワンピースかスーツ、ジャケット程度を用意しましょう。

宿泊費はピンからキリまで、2人90ユーロ/室程度で普通の部屋に泊るだけならそれも良いでしょう。300ユーロ程出せば天蓋ベッドのスイートだって手が届きます。ディナーはシャンパンからアミューズと来てアントレ、プラ、フロマージュ、デセールからプチフールをいただきながらのコーヒーを楽しんで50ユーロぐらいからの予算で楽しめます。むろん上はきりがありません、お好みで超豪華なディナーも御自由に。

特にユーロ安の現在総額2名で日本円2万円以下で王侯貴族なんて見逃す手はありません!さああなたも思い切って予約しましょう。

アベイホテル一口にシャトーホテルと言っても大まかに言って3種類、全国各地にあるりっぱなシャトー(城館)レジデンツ(邸宅)アベイ(修道院)などを改築、ホテルとして整備したもので、規模も値段も様々です。

例えば写真のAbbaye Royale de Fontevraudはイギリスのプランタジネット朝ゆかりの修道院で巨大なカテドラルを持ち、又イギリスの皇太后が毎年滞在されることで有名です。キャンドルのほの明かりに照らされたコリドール(回廊)にしつらえられた、ムード満点のダイニングでいただくディナーは地の新鮮な材料を使ったおいしい料理と、ワインで大満足請け合いです。

Abbaye Royale de Fontevraudに関してお知りになりたい方は
http://www.abbeyhotelfontevraud.com/をご覧ください。

Relaischateaux
はシャトーホテルのガイドとして有名なルレ・エ・シャトーのネット版です。(仏,英)簡単にさまざまなシャトーホテルの情報が得られ、しかもネット上で予約まで出来ます。ぜひ一度ご覧になってみてください。

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13.フランス旅行者の為の洗濯講座

コインランドリー旅行者にとって悩みの種はかさばる荷物。快適に過ごそうとすればするほど荷物が増えかえって不快な思いを強いられることになります。そんな時、一番かさばる衣料品をぐっと抑えてくれる強い見方がコインランドリー。上手に利用、快適さと少ない荷物を両立させましょう。

洗濯科目1:探し方

まずフランスでは複数ホテルがあるような街なら必ずと言ってよいほどコインランドリーがあります。ところが普通に自宅で生活しているような人は縁が無いため知らないことのほうが多いでしょう。もっとも確実なのがツーリストインフォメーションで聞くこと。ホテルのレセプション(フロント)も良いですが立派なホテルだと聞きにくいですね。ガソリンスタンドなどでも教えてくれます。

洗濯機さてではフランスでは一体コインランドリーを何て呼ぶのでしょうか。これが実にまちまちで、少なくとも英語のlaundromatはまったく通じません。むしろ日本式のcoin laundryとそのものずばり表示しているところを何度か目にしました。この場合は無人のセルフ店がほとんどです。一般的には洗濯屋さん兼業が多くlaverie又はpressingと表示しているところがほとんどです。

洗濯科目2:利用法

まず洗濯は普通の全自動洗濯機と同じく、洗濯物を投入し、ドラム式は上部の普通2つついているスライド蓋の洗剤入れに洗剤を入れると蓋をし、コインを投入、スイッチを入れると後は脱水まですべて機械がやってくれます。

操作このコイン投入口ですが、方式がいろいろあります。最近多いのは一箇所で集中して投入口があり、洗濯機や乾燥機、洗剤販売機の番号の投入口にコインを入れボタンを押すもの。これは盗難に遭った時、被害をコイン投入機だけにとどめ、高価な本体を壊されないための措置です。洗剤も同じ投入口にコインを入れてから買い求めます。

古いタイプだと機械が個別に投入口を持っています。また、トークン(専用のコイン)を買い投入する場合もあります。多くは両替機を備えていませんので無人の場合は小銭を用意する必要があります。

乾燥機には洗濯機から洗濯物を移す必要があります。乾燥も同じくコイン投入機からのコイン投入ですが、時間制ですので厚物がある場合は数枚投入し長時間回す必要があります。普通1回2フランですが標準で3回程回さねばなりません。たまに薄物用の縦型ドラム式の乾燥機が備えられている時があります。これはたたんで入れるとぱりっとしわにならず、アイロン不要の優れものです。もし見つけたらお試しください。

洗濯科目3:費用

洗濯が1回6キロで3ユーロ前後。洗剤は1.2〜1.5ユーロ。乾燥が90サンチーム。合計5.5ユーロ前後でかなりな量を洗濯できます。家族などで大量に洗濯物がある場合大型の洗濯機もあります。

洗濯科目4:利用上の注意

フランスは日本と違い水が硬くカルシウム分が多いため日本の洗剤は合いません。石鹸かすが繊維に沈着し仕上がりも悪く汚れが落ちにくいので必ずそこで売っている洗剤を使いましょう。

洗濯機は非常に強力で、ストッキングなどはぼろぼろになるので手洗いしましょう。

洗濯が終わってあまり長く放って置くと迷惑になりますしトラブルのもとです。洗濯は20分程度で終わりますので時間を見計らって戻りましょう。

乾燥は高温(90度)と低温があります。低温の方が無難です。

最近はホテルのバスにタオル乾燥用のスリング(伸び縮み式の洗濯ロープ)が備え付けになっているところが増えました。つまみを引っ張って反対側の金具に差し込めばストッキングなどの洗濯に便利です。

荷物も軽く、おしゃれ心は忘れずに楽しい旅を楽しんでください。


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14.入っちゃだめ!フランス式ETCに注意

日本でも設備は整いぼつぼつながら使われ始めた料金自動課金システム、いわゆるETC、フランスでもTelepeageと言う愛称でとっくに整備されています。ETC端末を装備した車なら専用ゲートを停止することなく走り抜けることが出来、交通渋滞の軽減が期待されています。

しかも!日本同様利用者が少なく、今のところ専用ゲートはがらがらの状態。利用者に取っては確かに楽ちんなようです。それだけなら問題ないのですが、我々レンタカー利用者に取っては無用の長物、もし間違えて専用ゲートに入ろうものならバックして出ざるを得ず危険でさえあります。まさか旅行だけの為に端末を購入、取り付けてTelepeage体験をしてみたい方はいらっしゃらないでしょう。

そこで料金所の表示"Peage"が目に入れば前方に注意、センター寄りの"t"のマークがついたゲートは絶対に避け、路肩側の通常のゲート(大抵行列が出来ていてすぐわかります)に並ぶようにしましょう。

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15.フランスでもやっぱ携帯でしょ!

日々の連絡はもちろん、迷惑の心配が少ないメールや予約検索にと携帯電話は大活躍、もうこれなしではやって行けないと言う方も多いですね。

せっかくならフランス旅行中も国内と同じように携帯を使いたいもの。しかし!残念ながらヨーロッパと日本では通信方式の違いから現在使用中の日本の携帯は無用の長物。

そんな不満もそろそろ解消されそうです。ここにきて国内外の各社から、フランスでも使えるGSM方式の電話が続々リリースされ始めました。まずすでに'03年2月から始まった、J-Phoneグローバルスタンダード
http://www.travelfone.jp/japanese/ あちこち出かける人には便利ですね。

ただヨーロッパにしょっちゅう出かける方というのも限られてきますので旅行に使うには出来れば基本料金の要らないプリケイがあればいいのになと思われるなら、だいじょうぶ、ドイツテレコムがやってくれました!GSM方式プリペイド携帯 http://www.telekom.co.jp/。 これだと基本料金も要らず12ヶ月も有効で、しかも無効になってもチャージすれば又復活します。なんと申し込めば宅配便代金引換で手に入ると言うお手軽さ。

いやあ、世の中便利になったものです。これで急な連絡や心残りなやり残しの仕事にもわずらわされず安心してフランス旅行を楽しめます。

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